アガベ 雷帝(旧雷帝) Agave isthmensis 'Raitei' 20230809

SOLD OUT

アガベ 雷帝 Agave isthmensis 'Raitei

メキシコ原産 選抜種

level 75 rank A
size S／12cmlowpot
／H 15W 11cm(全体) H 8cmW 11cm(植物のみ)



アトミックゴールドは雷帝錦です。
つまりAGの青です。

雷帝（アトミックゴールドのアオ）のルーツについてリサーチ結果を記載します。
→確実に同一クローンの栄養系の繁殖個体です。
またS氏がAGを一筋の光から作出したのは間違い有りません。
ただ、先祖返りを世に出してしまった為に他所でもライジンニシキが出てしまった事も真実です。


S氏の入手由来はこのライテイ(アオ)の株は横須賀のN氏が1960年頃(60年以上前)には既に大株を幾つか所有していたらしいので、戦後一番の混乱期の導入は考えにくく、戦前若しくは戦中戦後に、ほぼドイツからの輸入個体であると思われます。
素晴らしくコンパクトな個体です。
勿論の事、当時はイスツメンシスの記載は無く（isthmensisの学術記載は1993年)
日本ではライテイと呼ばれていた模様です。（サキュレント100P65参照）
当時のライテイ、イカリライジン共に学名表記は（Agave potatorum var. verschaffeltii）でして、やはり、当時もつくりの差だとか？広く疑われていた模様です。そもそも導入時に別個体があったのかはもう今現在では不明です。（当時1960年代にはミショーされている為、その後にライテイ、イカリライジンの直子実生苗が一時期、流通したと聞きました。）
→ただ、重要なのはAGのアオ（ライテイ）は当時の横須賀の侭の同一クローンの栄養繁殖です。

おそらく、同時期の1960年代中ごろに咲くやこの花館で開花したライジン（王妃雷神誕生の親）はこのライテイ、イカリライジンで、その実生の中からミュータント選抜で王妃雷神が作出されました。
ですので、ライテイ、イカリライジンの子がその後の王妃雷神にあたり、いわゆる雷帝は王妃雷神の親か？若しくはオジサンにあたります。

日本のアガベの浪漫談のひとつとして後世にちゃんと文章を構成してもらって残して行きたいと思います。


追記
因みに雷帝(ライテイ)の名前は1990年代にサボテン愛好家によって掻き消されました。
当時、雷神(ライジン)=駄物Agaveで、太平丸の雷帝命名により、銘品の名が汚れるとの理由かなんかは知らんけど…ライテイの名は太平丸のライテイにすり替わり、Agaveのライテイは消えてしまいました。
そして…関西ではイカリライジン。
関東ではイイライジン。と呼ばれる様になりました。
その後200×年にカブトガニ導入の際にAgaveライテイに似ている個体に別のモノにAgaveライテイと名付けたモノですから…現在の困惑に至ります。
ですので、ライテイには
戦前戦後のライテイ(このAG)のクローンと。
甲蟹のライテイが存在しております。
因みにイスツの和名をライテイ、カブトガニと安易に記載してある書籍が多い為より一層混乱を招いている次第です。

参考にしてください。